亜鉛のパワー

亜鉛の効果効能

亜鉛のパワー

亜鉛の必要量はごく微量(成人で約2.5g)な事から「微量元素」とも呼ばれています。実は、ミネラルの1種なのですが、微量な量にも関わらず、体内で非常に広範囲で多岐に渡る活動を行っており、その活動内容と量はミネラルの中で群を抜いています。
亜鉛と言えば、味覚に深くかかわる栄養素として有名です。亜鉛が不足すると、舌の表面にある味を感じる「味蕾」が上手に作られずに、うまく味を感じることが出来なくなるからです。
では、どうして亜鉛が不足すると、味蕾が上手に作られなくなるのかというと、味蕾だけでなく細胞は日々古くなると分解されて新しい細胞が作られています。
細胞を新しく作る時にはDNAから作成されるのですが、DNAを作るには亜鉛が無いと出来ません。つまり、亜鉛が足りないとDNAの合成がうまく行えなくなり、細胞の生成が遅れてしまいます。
これは、味を感じる味蕾だけでなく、身体全域に言えることで、身長に関係する骨の生成でも、亜鉛が不足していると骨の土台となるコラーゲンの生成がスムーズに行われなくなるために、新しい骨が作られる速度が遅くなり、結果身長が伸びないということが起こります。

身長への作用

実は、亜鉛は身長を伸ばすためには欠かせない栄養素の一つです。
亜鉛は身長を伸ばすために必要不可欠な成長ホルモンの素となる、たんぱく質や遺伝子を作る酵素に含まれているので、骨の成長に直接かかわってきます。何故なら、亜鉛が不足するとたんぱく質の合成がうまくいかなくなり、それにより成長ホルモンが分泌されなくなるなどして、骨が伸びなくなってしまうからです。
これは、ある国の徴兵検査のデータで、身長の高い人と低い人とでは、体内の亜鉛の量に違いがあり、身長が高い人の方が低い人よりも体内の亜鉛の量が多かったと分かったからです。
高身長が求められるキャビンアテンダントの養成学校では、亜鉛を摂るようにすすめられるという話もある位、身長を伸ばすうえで亜鉛は重要な栄養素と言えます。
食物繊維や穀物。豆類・食物添加物に含まれるフィチン酸は、亜鉛の吸収を防いでしまいすので、普段から亜鉛を多めに摂るように心がけると良いでしょう。

亜鉛が効率よく獲れる食事

亜鉛は本来、普通の食生活を送っていれば不足することはありません。しかし、近年は手軽に食べれるからと、インスタント食品やファーストフードを食べる機会が増えています。
亜鉛は、食品を加工する過程や酸素に触れることで失われていくので、作られてから食べるまでに時間が掛かる食材ですと、亜鉛が喪失している可能性が高くなります。
亜鉛は、体内で100種類以上の酵素とかかわりを持ち、細胞の生成時にDNEの分裂を促すなど、健康な体の維持にはなくてはならないミネラルです。
とくに、子供の身体から大人の身体へと成長している成長期の子供は、細胞の生成が活発に行われますので、とても重要な栄養素となります。
始めに述べましたように、本来は普通の食事をしていれば不足することのない栄養素ですが、食事にインスタントを多く出したり、ファーストフードを良く利用するならば、亜鉛不足になる可能性が出てきますので、亜鉛が豊富に含まれている食材を食べて補給することをお勧めします。
肉や魚、貝類、穀物などに亜鉛は豊富に含まれいます。代表的な物では牡蠣が一番でしょう。ですが子供の場合ですと牡蠣を好まないということもありますので、子供の好きなチーズやアーモンド、卵黄などを普段の料理にプラスされてください。