身長サプリメントに副作用はあるの?子供の成長をサポートする栄養素の正しい摂取方法とは

身長が伸びず小さいことで精神的にツラい思いをしたり、身体的な不都合を体験している子供の姿を見ていると、どうすれば身長が(他の子供のように)伸びるのかと、親ならいろいろと考え込んでしまいます。
不安げにキャッチボールする子供
毎日子供の成長のために、栄養バランスを考えた食事内容を試行錯誤し、身長が伸びやすくなる運動やストレッチを調べたり……。このような努力をしている親御さんなら、身長サプリメントについてもご検討されたり、実際に子供さんの生活に取り入れていることかと思います。

しかし当然ながらサプリメントは子供の身体に吸収されるモノ――やはり「副作用」が気になるのではないでしょうか。そこで身長サプリメントに含まれる成分の副作用問題についてまとめました。

サプリメントと薬、副作用の関係

基本的に「サプリメント」と「薬」は異なることをご存じでしょうか。サプリメントは分類上、「食品(健康食品)」であり、医薬品ではありません。サプリメント(supplement)、つまり「supply(補充する)」モノという意味から推測できるように、「普段の食事から摂取できていない栄養素を補充する役割を果たす」のがサプリメントなのです。

では薬とはどのようなモノなのでしょうか。薬は薬事法のもと、厚生労働省の認定を受けることで初めて「医薬品」として世に出ます。購入するには医師が出した処方箋が必要であり、サプリメントのように広く市販されることはありません。なぜなら薬には強い効果が認められているものの、副作用の可能性もあるからです。

つまり、サプリメント自体には医薬品ほどの即効性や強力な効果は認められていない反面、副作用の危険性も低く、日常生活の延長線上で健康維持のために栄養補給できやすいアイテムなのです。

脳腫瘍などの疾患による低身長症ではなく、「身長が平均よりも低くて悩んでいる」「スポーツをしていからもっと背が高くなりたい」というような場合は、副作用の心配のない身長サプリメントで成長を促すほうが安心と言えます。

原材料と食物アレルギー

しかしいくらサプリメントでも、副作用が起こる可能性がある場合があります。

まずは食物アレルギーを保持している場合。サプリメントのなかには大豆や卵などの食物からエキスを取り出し、原材料として使用していることが少なくありません。そのため食物アレルギーが少しでも懸念される子供に飲ませる際は、成分表示を十分に確認しましょう。

海外メーカーの成分と副作用

海外のサプリメントは成分濃度の高さを売りにして、大々的に宣伝していることがあります。一見「成分濃度が高い=効果が高い」と思われがち――ですがその分、「副作用のリスクも高い」とも言えるのです。

国によって認可されている成分も成分濃度も異なるため、「実は日本では認可されている成分が入っている」なんて可能性も。さらには子供に飲ませる場合、日本人と欧米人の体格差などもあるため、そのメーカーが規定する量を守っていたとしても、実際には過剰摂取している危険性もないとは言えません。

そのため、時に子供に飲ませる場合は国内メーカーの国産サプリメントを規定量摂取するほうが安全でしょう。

カルシウム、アルギニンと肝・腎機能

身長サプリメントなど、成長期の子供に飲ませるサプリメントの主成分として人気が高いカルシウム。カルシウム自体には身長を伸ばす効果はありませんが、骨や歯を強くし、成長のベースを整えるために欠かすことのできない栄養素です。

元々カルシウムはビタミンDと一緒に摂取しないと、あまり体内に吸収されず排泄されてしまいます。そのためカルシウム単体には「過剰摂取」「副作用」という言葉は関係ありません。しかし、先述したビタミンDとともに毎日過剰摂取を続けると、副作用が起こる可能性があります。

その副作用とは、便秘、肝機能障害など。ただしこれらの副作用は、カルシウムの1日の摂取量を4,000mg以上(上限摂取量は2,300mg)、かなりの長期間摂取し続けた場合に起こるものであり、サプリメントを規定量摂取していれば問題ありません。

その他、身長サプリメントの成分としてよく使用されるアルギニンも、特別なアレルギーや肝・腎疾患を持っていない限り、また過剰摂取を長期間続けない限りは、副作用といえる問題はほぼないと言えます。

サプリメントで健康的に成長を

身長サプリメントに限らず、サプリメントは毎日の食事だけでは足りない栄養素を補い、健康的な身体づくりをするためのサポート要員。そのためアレルギーや内臓疾患などを持っていない限り、懸念される副作用の可能性は薄いと言えます。
元気に走る子供
メーカー指定の用法・用量を守って、子供が安全で健康的なサプリメント生活が送れるように、大人がきちんと見守ってあげましょう。