身長が伸びる仕組み「骨端線と成長ホルモン」

身長は骨が成長することで伸びていきます。では、骨が成長する仕組みとはどのような物なのでしょうか?
成長期が終わる前の子供には、「骨端線」と呼ばれる軟骨が骨のほとんどの端に存在しています。この骨端線は、別名「成長線」と呼ばれるもので、名前の通り子供の成長に関係する軟骨です。

この骨端線には「骨の素」となる細胞が沢山あるのですが、この細胞が骨になるためには「成長ホルモン」と呼ばれるホルモンが必要になります。

脳下垂体から分泌された成長ホルモンの働きにより、古い骨は排除されて新しい骨が作られます。実は、これは子供だけでなく大人の身体でも起こっているのですが、骨端線がある子供の場合、古い骨が排除されるよりも新しい骨が作られるスピードの方が早いために、骨が大きくなり伸びていきます。

残念ながら、成長期の終わりとともに骨端線は段々消えていくために、成長期を過ぎると、目を見張るほどの身長の伸びは中々期待できなくなります。

骨端線がカギ?

骨端線ってナニ?

骨端線がカギ?

骨端線とは、別名を成長線とも呼ばれる、骨の両端にある軟骨のことを言います。この軟骨には、骨の細胞が密集して沢山存在しています。この骨端線の近くには、古くなった骨を壊す「破骨細胞」と古くなって壊された骨に代わり新しい骨を作る「骨芽細胞」がたくさん存在しています。
思春期になると、骨端線にある骨芽細胞が活発に活動し始めるために、新しい骨がドンドン作られることで、身長が急激に伸びていきます。ですが、骨端線は思春期を過ぎるころから徐々に消えていき、20歳ころにはほとんどの人は無くなります。ですので、骨端線は成長期が終わる前までの子供にしかありません。
大人になると身長が伸びなくなってしまうのは、骨端線が失われることで破骨細胞と骨芽細胞の活動のバランスが均衡するためです。
処で、骨端線はレントゲンで撮ることが出来ます。骨の端に透明な薄白く写るのが骨端線で、基本的にどの骨の両端にも存在します。
骨端線の中で、最も身長に関係するのは「脛の骨」です。この脛の骨が伸びることにより身長も伸びていきますし、また膝から下の骨(脛)が伸びることで足が長くなります。

骨端線が増殖するメカニズム

骨端線は身長が伸びるために大切な働きをする軟骨なのですが、まずは骨が伸びるメカニズムを簡単に分かりやすく説明したいと思います。
古くなった骨を骨端線付近に存在する「破骨細胞」が溶かし、カルシウムとコラーゲンに分解して体内に戻します。その後に、新しい骨を作る「骨芽細胞」がコラーゲンを基にして骨の基礎を作ります。その基礎となったコラーゲンに血液が運んできたカルシウムが吸着することで、強くて硬い前の骨よりも長い骨が新しく出来上がります。
成長期中はこの壊しては前の骨より長く大きな骨を作るを繰り返す事で、身長を含めて大人の身体へと成長していきます。
ところが骨端線は、成長期を過ぎるころから柔らかさを失い徐々に硬くなって消えてしまいます。それに同調するように身長もあまり伸びなくなります。
骨端線は成長ホルモンの分泌によって働きが活発になりますので、成長ホルモンの分泌量が増えるほど、背が高くなることに繋がります。

確認する方法

一般的に骨端線は男性が17~18歳、女性は15~16歳で閉じますが、ごくまれに成人後でも男性25歳、女性22歳頃まで骨端線が残っていることがあります。
実は骨端線が残っているのかを調べるのは、レントゲンを撮るだけと至って簡単です。ですので、病院でレントゲンを撮って調べて貰えばいいのですが、何科に行けばいいのか迷ってしまうことと思います。
成長障害で調べるのならば「小児科」で診てもらうようですが、小児科は基本15歳までですので、「整形外科」で診てもらうと良いでしょう。
ただし、骨端線を調べたいというのは、病気や怪我による検査ではありませんので、医師によってはレントゲン撮影の拒否をさえるかもしれませんので、個人病院で通いなれたところで診てもらえるのがベストです。
ちなみに費用はそれほど高額ではありません。レントゲン1枚で1,000円するかというところです。保険が適用されれば、3割負担になります。保険が適用されなくても、診察費込みで数千円くらいです。

身長が伸びるには絶対必須の「成長ホルモン」

成長ホルモンとは

「成長ホルモン」の分泌について

身長を伸ばすホルモンとして知られる「成長ホルモン」ですが、実は身長を伸ばす以外にも大切な働きがあります。それは体内にある栄養をエネルギーとして使えるように変える「代謝」を行う事です。
体内にいくら沢山の栄養があっても、エネルギーとして使えなくては役に立ちませんし、生命を維持するために必要なエネルギーが無くては生きていけません。つまり、様々な栄養を使えるように、エネルギーに変えてくれる代謝を行う成長ホルモンは、生きていくうえで、必要不可欠なホルモンということです。
「成長ホルモン」という名称から、成長期の子供にだけ存在するホルモンのように受け取られる方もいるのではないかと思いますが、実際は赤ん坊からお年寄りまで、年齢に関係なく誰もが分泌しているホルモンです。
成長ホルモンは、脳下垂体から分泌されて、筋肉や肝臓などあらゆる臓器で様々な代謝を行っています。代謝には、子供の成長を促し、大人の身体に成長するという働きもあります。

成長ホルモンを分泌する成分

成長ホルモンの分泌量が、身長が伸びることに大きく影響していることは、広く知られています。本来身長が伸びるはずの成長期に、思うように身長が伸びない原因の一つとして、成長ホルモンの分泌量が不十分なことが挙げられます。
つまり、子供の身長をしっかりと伸ばしたいと考えるならば、成長ホルモンの分泌量を増やす必要があります。
成長ホルモンの分泌を促すものとして、身長サプリには様々な栄養素が配合されています。その中でも広く知られているものにアミノ酸の一種である「アルギニン」があります。
アルギニン単体よりも、「リジン」を同時に摂取すると、より効果が高くなりますので、アルギニンとリジンは同時に摂取すると良いでしょう。
その他にも、アルギニンほどではありませんが、同じように成長ホルモンの分泌を促してくれるものに「オルニチン」や「アルファGPC」などがあります。
小さな子供の服用を考えているのでしたら、母乳に含まれている成分である「アルファGPC]が安心です。

成長ホルモン分泌時の変化

成長ホルモンの分泌量が増えると、身体や精神に変化が現れてきます。成長サポートサプリの効果の有無を判断するときにも、心身の変化は使えます。
では、どのような変化が起こるのでしょうか?
まずは、骨や関節の痛み(成長痛)や疲労感の減少、スタミナがあふれ出すような感覚などの「感覚の変化」があります。
次に、物事に対して前向きな気持ちになったり、活動意欲が大幅に増えて、うずうずとして動き回りたいような気分など、前向きで活動的になるといった「心の変化」も現れます。
最後に、筋肉が付きやすくなり、逆に脂肪が付きにくくなるために、より大人らしい体つきに変化していきます。また、肌の張りや弾力が良くなったり、髪の毛が早く伸びる、怪我の治りが早くなるなどの変化もあります。
骨や関節の痛みは、感じる人もいれば感じないという人もいます。分かりやすいのは心の変化です。以前に比べて前向きで活動的になったと感じられる時は、成長ホルモンの分泌が活発になっていて、骨もどんどん作られていますので、骨の材料や栄養をしっかりと補給すれば身長を伸ばすのに効果があります。